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13/May/2012 [愚痴]

 今日、炒り鶏を作ってみたのだが、思ったいた味にならない。
少し甘すぎるし、微妙に薄いような気がする。
最初や2回目に作ったものの方が美味しかったように思える。
ビギナーズラックというやつか。

6/May/2012 [愚痴]

 前回の更新から3ヶ月近く経とうとしている。

実は、1/Mar/2012の朝、石橋・父が胃癌のため他界した。

一昨年の春頃から調子が悪く、かかりつけ医に診て頂いており、
一昨年の十月頃にかかりつけ医の強い勧めで近くの中規模総合病院で胃カメラ検査をしたところ、
癌と疑われるポリープが発見された。
そのため、かかりつけ医の紹介で、
2駅先にある私立医科大学の附属病院で切除手術含みで診て頂いた。

かかりつけ医、胃カメラ検査をした中規模総合病院の医師、私立医科大学付属病院の教授の3人の医師に、

”80歳を過ぎて平均余命が5年ほどしかない人間の胃癌切除手術をすることに意味があるのか”

という質問を投げかけたが、

3人の医師とも

”手術をしなければ長くて1年ほどの余命しかないが、早期癌なので手術をするとそれ以上の長生きできる”

というような返答だった。

胃カメラ検査で診たポリープが大きめで複数あったため、「早期癌」という言葉に違和感を覚えつつも、
かかりつけ医を含めた3人の医師が手術を勧めたので、
一昨年の11月に石橋・父を強引に説得して切除手術することにした。

しかし、手術をしたにもかかわらず、余命は半年しか長くなかった。

それもトラブル続きで。

まず、手術前は胃の部分摘出という想定だったが、全摘出になった。
リンパにも4ヵ所、侵潤が確認された。

さらに縫合不全があり、不全部位から食べ物が漏れるため、入院が2ヶ月近く長引いた。
このため、当初は術後の抗がん剤治療も試してみる予定だったが、
石橋・父の強い要望で抗がん剤治療は行わないことにした。

退院後も、胃がないことによるカルシウムの吸収不足からか、
昨年夏に脊椎(腰)の圧迫骨折があり1ヶ月近く入院した。
その退院して間もなく、腰の具合はまた悪くなった。

とにかく、栄養とカルシウム補給のため、嫌いな牛乳を1日200ml飲んでもらうことにした。

手術をした病院で1ヶ月に1度から2度定期的に経過観察のための通院をしていたが、
昨年の秋、癌が肝臓に転移していることが発覚した。
私立大学付属病院の主治医は、
抗がん剤治療しない場合は経過観察のみで、病状が悪化しても急性症状の対応しかできない旨を
言っていた。

石橋・母がホスピスを希望したこともあり、
私立大学付属病院のソーシャルワーカー経由で、川崎市立井田病院の緩和病棟に申し込んだ。

川崎市立井田病院の緩和病棟の医師、看護師、コーディネーター、コメディカルの方々は親切だった。
まず、初回の面談は当初、今年の1月が予定されていたが、
空きが出来たということで12月下旬も可能との連絡をコーディネーターの方から頂いた。
12月下旬に面談をして、それ以降、川崎市立井田病院に診察を移すことになった。

1月と2月は3週間~2週間に1度通院していたが、2月の下旬の通院の際に、
石橋・父が通院がかなりしんどい旨を主治医に伝えたところ、
すぐに主治医の往診に変わった。

日付が3月1日に変わる頃、
ベットから起き上がって6mぐらいのところにあるトイレに行った石橋・父はベットまで戻ることが出来ず、
ダイニングの椅子に腰かけ、次第に崩れ落ちていったらしい。
石橋・母がすぐに気づいて川崎市立井田病院の緩和病棟に電話して往診してもらい、
往診に来た医師の判断で緊急入院することになった。

石橋 敲も、石橋・母から電話を受け、川崎市立井田病院に急行し、医師の説明を聞いた。
医師の説明では、余命は2週間ぐらいだが、急変することもあるとのことであった。

暫く病院にいたものの、安定したように見え、また3月1日の午前に重要な予定が入っていたこともあり、
3月1日未明に、一旦、石橋・両親宅経由で自宅に戻る途中、急変の連絡を受け、
再度、川崎市立井田病院に急行した。
到着した時には、石橋・父は気持ちよく眠っているような安らかな顔で、医師の死亡確認を待つ状態だった。



今でも、石橋・父に胃摘出手術を受けさせたことを少し後悔している。
胃全摘出手術後、縫合不全で入院が2ヶ月も長引き、またその間食事が取れず、
更には退院後も食事をするのにも苦労していたにもかかわらず、その効果はたった半年の延命だった。
医者嫌いで、医療行為を受けるのも嫌っていた石橋・父のたった半年の延命にしては、
デメリットが大きすぎたように思う。


ネット情報ではあるが、日本は胃癌の症例が多く、胃癌の治療では世界最先端らしい。
しかし、石橋・父の胃癌の際し、
何回も医師の説明を聞き、説明を受けた署名や同意書の署名を書いたが、
例えば、手術後の5年生存率の年齢(年代)別のデータや、
幾らかの少ない割合である縫合不全に関して、医師の手術数と縫合不全割合の関係などの
詳細な統計データの説明は全くなかった。

症例が多くあっても、それを統計処理しておらず、症例が多いことを充分に活かしていないと思われる。
また、縫合不全により入院が長期化し、患者および患者家族に経済的、精神的、肉体的負担が大きくなるが、
縫合不全の有無により診療報酬が同一なのはおかしいのではないか?と思った。
どう考えても、縫合不全は執刀医の技術不足という疑念を拭い去ることは出来ない。


最後になったが、
川崎市立井田病院の緩和病棟(緩和科)の医師、看護師、コーディネーターをはじめとするコメディカルの方々には大変お世話になり、深く感謝していることを特記する。

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