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閑話 [閑話]

 いいタイトルとカテゴリー名が浮かばないので,暫定的に「閑話」とする.

2週間前に某大手ネット書店で書籍を2冊購入する手続きをした.
1冊は森博嗣博士の封印再度で,
1冊はネット上の知人が一部執筆をした書籍である.
某大手ネット書店のHPでは,発送予定日として7/5-7/7日と書かれているが,
昨夜時点で書籍は届いていないし,遅延する理由も知らされていない.
昨夜,某大手ネット書店に,
現状を調査して知らせて欲しい旨のメールを出したところ,
今夕,その返信が届いていた.
技術的トラブルで発送が遅れていたとの事だった.
つまり,「放置」されていたのだろう.
で,返信には,「通常は1~3日で発送される」旨が書かれていたが,
それを信じて待っていたけど10日経っても来なかったのだ.
まぁ,何と事務的な対応だろうか?

 3年前,この書店の米国法人で洋書を買ったことがあるのだが,
この時もHP上の発送予定日が突然遅延した事がある.
その時,米国法人に問い合わせたところ,やはり技術的問題であった.
この会社のシステムはその程度の技術しかも持ち合わせていないのか,
それとも客に対する意識がその程度のものなのだろう.

 


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まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE [森博嗣]

 まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE(森 博嗣,講談社文庫,July/2000)

 本来なら,この週末は別の書籍を読んでいる予定だった.詳細は別途.
数日前,頼んでいた雑誌のバックナンバーを受け取るため
駅前の書店行ったついでに本書を買い求めた.
本書を選んだ理由は,知っている作家だったのと,短編集だったからだ.
先週末に体調不良になり,知らない作家の長編を読む気がしなかったのだ.

 本書は,森 博嗣博士の短編集である.
11の短編が収録されている.
面白いものもあったし,よく理解できないものもあった.
しかし,この評価は石橋 敲,オリジナルなのかもしれない.
この短編集に限らず,森作品を読んでいて,
理解できない部分に出会うことがしばしばある.
これは,作者・森 博嗣と読者・石橋 敲それぞれのバックグラウンドの
オーバーラップの希薄さに起因していると考える.
例えば,「心の法則」という短編は全く理解できなかった.
「純白の女」と「キシマ先生の静かな生活」は
書かれていることは分かったものの,
何故その短編が存在するのかが分からなかった.
森博士の真意が理解できなかったのである.
これは石橋 敲がかなり荒っぽい読み方をしており,
読み返しをしない事に起因しているのかも知れない.

一方,面白く感じたのは,
「やさしい恋人へ僕から」,「誰もいなくなった」,「真夜中の悲鳴」である.
「真夜中の悲鳴」は,博士課程の学生が主人公であり,
徹夜実験をしているので身近に感じた事もある.
「誰もいなくなった」は,森作品の有名人物が最後に出てきて,
作品中で誰も解けなかったミステリーを
いとも簡単に解いてしまったのが小気味いい.
この作品中で,登場人物である女子大学生が,
同級生(♀)が10歳以上年上の助教授に首ったけであることを,
「親友の趣味を疑う」と書いていることには笑った.
まぁ,石橋 敲,学生と結婚した助手を何人か知っている.
年齢差までは知らないけど.

まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE


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世界の中心で、愛をさけぶ [片山恭一]

世界の中心で、愛をさけぶ(片山恭一,小学館,April/2001)

 この本は知人から相当昔にもらったものである.
暫く,積読状態になっていたのを読んでみたのである.

 本書はTV化などされたため,かなり有名である.
と言っても,石橋 敲はそれらを一切見ていないので知らないが・・・

 本書は,高校生の男女の恋愛を描いている.
しかし,女性の方が白血病になって亡くなってしまう設定になっている.


 率直には,本に書かれた絵空事という感じが少々した.

 本文中に

「でも人を好きになるってことは,自分よりも相手の方が大切だと思うことだ.」

と書かれているが,

”石橋 敲にそういう人が出来るのだろうか”

と思ってしまった.石橋 敲,以前,心が砕けてしまって,
まだ完全には戻っていないのだ.
 あと,本文中にある,女性に,

「キスでもしてみませんか」

と言われるのは素敵かと思った.

 石橋 敲は,本書の世界観や価値観に賛同も感動も出来なかった.
逆に,否定的な感情も持たなかった.
これは,単にリアリストの石橋 敲は受け入れられなかったからである.

 もし,今,石橋 敲に彼女がいて,
その彼女が難病で死んでしまったなら,
その悲しみをかなりの期間ひきずってしまうような気がする.
逆に,石橋 敲が難病で彼女をおいて死んでしまったなら,
彼女には新しい男性を見つけて幸せになって欲しいと思った.

世界の中心で、愛をさけぶ 


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君の夢 僕の思考 You will dream while I think [森博嗣]

君の夢 僕の思考 You will dream while I think (森博嗣,PHP文庫,June / 2005)

 この本は,今年の誕生日に
前職の「なにわ大学(仮名)」のポスドク時代からの友人である
mayuさんからプレゼントされたものである.

 本書は,本書の最初のページに書かれているように,
PHPの木南氏が森作品などから引用文を拾い,
森博嗣博士が写真と短いメッセージをつけたものである.

 本書は,一言で言えば,森作品の一瞬を切り取って,
絵葉書にしたような感じがする.

 森作品は「理系ミステリー」と呼ばれているが,
その呼称は正しくなく,「自然哲学ミステリー」というべきであろうと思う.
作品の中に,哲学的で詩的な文が散りばめられているからである.

 しかし,石橋 敲は,まだ,
最初のS&Mシリーズと呼ばれている10巻中9巻しか読んでいないのだが,
森博士の自然哲学感には共感する点が多いものの,
違和感を感じる点も少なくない.
 それは,数学者に近い森博嗣博士の分野と,
錬金術師に近い石橋 敲の分野の違いからきているのかもしれない.
 森博士の自然哲学感に反論しようにも,
石橋 敲,博士(理学)を持ってはいるが,
自然哲学など学んだ事がないので,反論できずにいる.

 

君の夢僕の思考―You will dream while I think  PHPからソフトカバーの単行本も出ているようである.


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はじめに [NOTE]

 以前,このblogで公開していた「ぐうたら化学者の愚痴(なにわ大学編)」は,
石橋 敲が某民間企業へ転職したため削除,閉鎖した.

 「愚痴」は「エンピツ」サイトから数えると6年近くやってきたので,
ここで閉鎖するのも何だか心残りなので,
インチキ化学者さんの真似をして書評でもしてみようかと思いついた.

 考えてみると,前の「愚痴」も
インチキ化学者さん「独り言」を真似していたようなものだ.
更には,「ぐうたら化学者」と名乗っている事も,
「インチキ化学者」を真似ているようなものである.
しかし,「ぐうたら化学者」は,インチキ化学者さんの

「ぐうたらでなければ博士になれる」

との言葉から勝手に頂いたものである.


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