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12/Apr/2008 [日記帳]

 企業の研究・開発職に転職して,もう少しで3年経つが,まだ環境に順応出来ないでいる.
まぁ,大学の助手や博士研究員をしていた時も順応していたとは言えないが・・・

現在,ものすごく居心地の悪さを感じているのは,研究なのか開発なのかがはっきりしないことである.
具体的にはダブルスタンダードが平然と用いられていることだ.

基礎的なことから積み上げる研究のような仕事をしていると,

”そんな事,意味がない.いいモノ作ってナンボ”

という声があちこちから聞こえてくる.

いいモノを作るための新しい評価法などの開発成果を出すと,

”どうしてそうなるんだ!説明しろ!”

という声があちことから聞こえてきて,成果も最初のうちは無視される.

 この原因は現在携わっているテーマに関して,あまりにもマトモな基礎研究が少ないことと,
開発者と言って「研究」的な業務を軽視・無視している人間の多くが,
実は世に商品を出していないということがある.
 商品や有力な特許をを出さない開発者なんて「開発者」とは認められないであろう.
論文を出さない研究者が「研究者」として認められないように.

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