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7/Oct/2010 [愚痴]

 昨日、ノーベル化学賞の発表があった。
今年度の受賞者は、

Richard F. Heck教授(University of Delaware)
根岸英一特別教授(Purdue University)
鈴木 章名誉教授(北海道大学)

の3人であった。
受賞理由は、
”有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング”

少なくとも日本では、鈴木カップリングと言って有名な反応である。

と言っても、石橋 敲、今の会社に入るまで鈴木カップリングという反応名を聞いたことがなかった。
石橋 敲、一応、錬金術師ではあるが、有機化学合成は大学3年の時の学生実験を最後に、
この20年弱全くと言っていいほどやっていないのである。
使えない錬金術師と言われるときもある。
石橋 敲の専門は物理との境界領域なので化学合成はほとんどしなかったのである。

実は、石橋 敲、鈴木 先生の講演を聞いたことがあるらしい。
今朝、上司が朝会で、数年前に勤務先に鈴木先生が来社されて講演をされたことを述べていたのを聞いて、
そう言えばそういう事があったなぁと思いだしたのである。
ちなみに石橋 敲の同僚のWさん(♂)は、鈴木カップリングをしない日はないと言って過言ではない。
Wさん(♂)は化学合成屋さんなのである。


ちなみに、物理学賞は

Andre Geim教授(University of Manchester)
Konstantin Novoselov博士(University of Manchester)

の2人だった。
受賞理由は、
”二次元物質グラフェンに関する先駆的実験”

物理学科出身の上司のO主任研究員に聞いたところ、

”物理学的には、カーボンナノチューブよりグラフェンの方が面白い”

とのことであった。
錬金術師としては、カーボンナノチューブの方が馴染みがあるのだが・・・


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